UFO界の有名な事件に「介良事件」というものがある。
これは1972年高知県介良村(現在は高知市介良に名称が変わっている)にUFOが現れあろうことか人間に捕獲された、という俄かには信じられない事件だ。
順を追って説明していこう。
順を追って説明していこう。
※甲府事件というのもありました。
当時世間を騒がせた『甲府UFO事件』って知ってる?
http://world-fusigi.net/archives/8754028.html
当時世間を騒がせた『甲府UFO事件』って知ってる?
http://world-fusigi.net/archives/8754028.html
1972年の8月25日(諸説有り)の日没の夕方、介良村の介良中学校の2年生ふたりが帰宅途中に田園を飛ぶ小型のUFO(両手に乗るほどの大きさ)を目撃。
その後、彼らは何度かそのUFOを目撃し彼らの仲間である同級生数人を誘いUFOを枝でつついてみたり、ブロックを投げつけるなどしていたという。
UFOは大人しく捕まり、ここに地球史上初と思われる「人間によるUFO誘拐事件」が成立した。連れ去ったUFOは抵抗せず大人しいままで、彼らは実験を試してみた。
まずUFOは揺さぶると「シューシュー」と謎の音がするほか、底蓋には幾つかの穴があいており虫眼鏡で覗くとラジオのような機械が見えたという。また中学生たちは試しに空いた穴に水を流し込み様子を伺ったが何も反応はなかったという。
その後も実験は続けられたがこの物体の正体はわからなかった。
UFOは実験途中に何度かの脱走を繰り返したものの(UFOを入れたリュックから忽然と消えるなど)、何故か元いた田園に戻っては同一の中学生たちに捕獲され続けたという。
UFOはしばらく彼らの元から脱走→捕獲を繰り返していたが、最終的には彼らの元に帰らずそのまま行方不明になったという。
以上が高知県で発生したUFO事件、介良事件の全貌である。
介良事件はその後、とある天文雑誌に掲載された後に『11PM』などいくつかのテレビ番組で扱われ一躍有名となり多くの研究家が介良村を訪れている(現地を訪れた研究家のなかには芥川賞作家の遠藤周作の姿もあった)。
本事件を調査した研究家陣は「彼らが嘘を付いているとは思えない」と異口同音に語っておりUFO事件なのかどうかはわからないが、中学生グループたちの間に「何かしらの不思議な事件」が発生していたのはまず間違いないという。
現在、介良事件のUFOについては本物説、狂言説など様々な説が囁かれているが一部の研究家の間ではこのUFOは亡国の軍隊が開発した秘密兵器という荒唐無稽な説すらあるという。
舞台は日本から遠く離れたイギリスはイングランド地方である。
1967年9月4日、イギリスはイングランド地方の空軍基地へUFOらしき円盤6個が着陸し軍隊に捕獲されるという事件が発生した。
捕獲されたUFOの大きさは1.2メートル、重さ75キロの大物。中からは微かに「宇宙音」らしき音が響いていたという。
謎の物体を捕獲したイギリス空軍は一生懸命このUFOを調べようとしたが、扱いがわからぬため触っているうちに手を滑らせ一つのUFOを落としてしまった。
するとUFOはぱっくり二つに割れ中にはイギリス製の乾電池とスピーカーが出てきた。
このことから墜落したUFOは宇宙製ではなくイギリス製であることが判明。捜査の結果、このUFOは英国軍の研究生グループのいたずらであったことがわかった。
主犯だった人物は「いつの日か必ず宇宙から円盤はやってくる。自分達でUFOを作れば警察や軍隊の訓練になると思った」と語っており、いつかやって来るであろう宇宙人襲来に向けてトレーニングを積みたかったのだという。
非常に人騒がせなUFO騒動ではあったが、この事件は裏を返せば(個人レベルであるが)軍隊が秘密裏でUFO製造を行っていたということであり、介良事件に関してもどこぞの軍隊で研究されていたUFOが何かの事情で日本へやってきて高知県に放たれた、という可能性はないだろうか。
介良事件に関しては現在、当事者である元少年たちが口を閉ざしているとされ新情報が語られる機会は非常に少ない。
それだけに謎が非常に多いUFO騒動のひとつであるが事件から45年。そろそろ新情報が出てきてもいい頃だと思うが果たして…?
参考出典:
読売新聞(1967年9月5日夕刊)
ボクは好奇心のかたまり(遠藤周作著 新潮文庫)
Text by: 穂積昭雪(昭和ロマンライター / Atlas編集部)
その後、彼らは何度かそのUFOを目撃し彼らの仲間である同級生数人を誘いUFOを枝でつついてみたり、ブロックを投げつけるなどしていたという。
何度も現れる小型UFO
9月に入ってもUFOは中学生たちの前に現れ続け9月15日頃、UFOを監視していた中学生グループのひとりが布に包んでUFOを自宅に持ち帰ることを決めた。UFOは大人しく捕まり、ここに地球史上初と思われる「人間によるUFO誘拐事件」が成立した。連れ去ったUFOは抵抗せず大人しいままで、彼らは実験を試してみた。
まずUFOは揺さぶると「シューシュー」と謎の音がするほか、底蓋には幾つかの穴があいており虫眼鏡で覗くとラジオのような機械が見えたという。また中学生たちは試しに空いた穴に水を流し込み様子を伺ったが何も反応はなかったという。
その後も実験は続けられたがこの物体の正体はわからなかった。
UFOは実験途中に何度かの脱走を繰り返したものの(UFOを入れたリュックから忽然と消えるなど)、何故か元いた田園に戻っては同一の中学生たちに捕獲され続けたという。
UFOはしばらく彼らの元から脱走→捕獲を繰り返していたが、最終的には彼らの元に帰らずそのまま行方不明になったという。
以上が高知県で発生したUFO事件、介良事件の全貌である。
介良事件はその後、とある天文雑誌に掲載された後に『11PM』などいくつかのテレビ番組で扱われ一躍有名となり多くの研究家が介良村を訪れている(現地を訪れた研究家のなかには芥川賞作家の遠藤周作の姿もあった)。
本事件を調査した研究家陣は「彼らが嘘を付いているとは思えない」と異口同音に語っておりUFO事件なのかどうかはわからないが、中学生グループたちの間に「何かしらの不思議な事件」が発生していたのはまず間違いないという。
現在、介良事件のUFOについては本物説、狂言説など様々な説が囁かれているが一部の研究家の間ではこのUFOは亡国の軍隊が開発した秘密兵器という荒唐無稽な説すらあるという。
イギリスでもUFOが捕獲された!?
軍の秘密兵器説はさすがに大きく賛同はできないものの本原稿の執筆中、1967年の読売新聞夕刊のワンコーナー「話の港」にて介良事件に非常によく似たUFO墜落事件が掲載されているのを発見した。墜落事件のあった1967年は日本で介良事件が発生する約5年前である。舞台は日本から遠く離れたイギリスはイングランド地方である。
1967年9月4日、イギリスはイングランド地方の空軍基地へUFOらしき円盤6個が着陸し軍隊に捕獲されるという事件が発生した。
捕獲されたUFOの大きさは1.2メートル、重さ75キロの大物。中からは微かに「宇宙音」らしき音が響いていたという。
謎の物体を捕獲したイギリス空軍は一生懸命このUFOを調べようとしたが、扱いがわからぬため触っているうちに手を滑らせ一つのUFOを落としてしまった。
するとUFOはぱっくり二つに割れ中にはイギリス製の乾電池とスピーカーが出てきた。
このことから墜落したUFOは宇宙製ではなくイギリス製であることが判明。捜査の結果、このUFOは英国軍の研究生グループのいたずらであったことがわかった。
主犯だった人物は「いつの日か必ず宇宙から円盤はやってくる。自分達でUFOを作れば警察や軍隊の訓練になると思った」と語っており、いつかやって来るであろう宇宙人襲来に向けてトレーニングを積みたかったのだという。
非常に人騒がせなUFO騒動ではあったが、この事件は裏を返せば(個人レベルであるが)軍隊が秘密裏でUFO製造を行っていたということであり、介良事件に関してもどこぞの軍隊で研究されていたUFOが何かの事情で日本へやってきて高知県に放たれた、という可能性はないだろうか。
介良事件に関しては現在、当事者である元少年たちが口を閉ざしているとされ新情報が語られる機会は非常に少ない。
それだけに謎が非常に多いUFO騒動のひとつであるが事件から45年。そろそろ新情報が出てきてもいい頃だと思うが果たして…?
参考出典:
読売新聞(1967年9月5日夕刊)
ボクは好奇心のかたまり(遠藤周作著 新潮文庫)
Text by: 穂積昭雪(昭和ロマンライター / Atlas編集部)